毛じらみ症の原因や症状、治療法とは?

毛じらみ症の原因や症状、治療法とは?

毛じらみ症は性的感染症の1つで、性病の代表的なものでもあるため聞いたことがある方も多いでしょう。ですが原因はなんなのか、どんな症状が出るのか、どうやって治療するかまでを知っている方は多くありません。ここでは毛じらみ症について詳しく見ていきます。

 

|毛じらみ症の原因

 

毛じらみ症はその名の通り毛じらみという虫が原因です。成虫でも1ミリほどしかないため見た目にはわかりにくいのですが陰毛に寄生し、そこから人間の血を吸います吸血性の寄生虫というわけです。想像するだけでもぞっとしてしまいますが先程紹介したようにとても小さいので陰毛にフケが付いているような感じにしか見えません。

 

そのため感染していても気付かないケースが多く、性行為を介して他人にもうつっていきます。もちろん性行為がなくても生活を共にしている家族などはうつる可能性があり、毛じらみ症になった場合は早期に治療することが重要です

 

|毛じらみ症の症状

 

毛じらみ症の症状は男女の違いがなく共通して感染部分の強いかゆみです。ある日突然に性器がとてもかゆくなった、こんな時は毛じらみ症を疑う必要があるのです。ただし人によっては毛じらみ症になっていてもかゆみを感じないことがあり、この場合は自覚症状がないため気付かないままになってしまいます。

 

結果として他人にうつすリスクも高まるためかえって厄介です。毛じらみ症になると陰毛部分に虫が住み着くことになりますから小さいとは言えフケのようなものが目立つようになります。それこそが毛じらみですからかゆみがなくても入浴時などに毛じらみがいないかどうか見ることも大切なポイントでしょう。

 

|毛じらみ症の治療はどうする?

 

毛じらみ症は毛じらみが原因ですから単純に毛じらみがいなくなれば治ります。治療法もこのことを重点に置いており、1つは陰毛の除去、もう1つは薬による駆除が一般的です。毛じらみは陰毛に住み着くため陰毛を完全に剃ってしまえば毛じらみもいなくなります。

 

毛を剃るだけなのでリスクもまったくなく、手軽に安全に治療できる理想的な方法です。ただし毛じらみが陰毛以外にも住み着いてしまっている場合はそこから症状が出てしまいますし、そもそも陰毛を剃ることに強い抵抗を覚える方も少なくありません。

 

そうした場合は薬によって毛じらみを駆除していきます。スミスリンパウダー、もしくはスミスリンLという薬が使われ、これらを陰毛に塗布することで毛じらみを退治します。どちらの治療法もある程度の時間が必要ですが毛じらみが完全にいなくなったと判断されれば完治です。

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