梅毒の原因や症状、治療法とは?

梅毒の原因や症状、治療法とは?

梅毒は身近な性病の1つで、最近また流行し始めているとも言われます。梅毒の原因や症状、治療法を正しく理解し予防に活かし、梅毒になってしまった場合も正しい対応ができるようになりましょう。

 

|梅毒の原因は?

 

梅毒は梅毒トレポネーマという細菌に感染することで発症する性病です。梅毒に感染している人との性行為が主な原因になり、性交でできた皮膚や粘膜のごく小さな傷から梅毒トレポネーマが体内に侵入、血液を通して全身に感染していく形です。性行為によって感染することが圧倒的に多いのですが根本的な原因は梅毒トレポネーマの感染ですから性行為をしなければ大丈夫とは言い切れません。

 

たとえばキスをするだけでも感染することがありますし、輸血で感染する例もあります。梅毒トレポネーマが体内に侵入してしまえば感染する可能性があるということで、親から子へうつってしまうなんてこともあるのです。こうしたことも考慮すると非常に感染しやすく、誰にでもリスクのある病気でしょう。

 

|梅毒になるとどんな症状が出る?

 

梅毒はとても長い時間をかけて症状を引き起こします。感染からしばらくすると感染部分にしこりができるのですが、触らなければ気付かないことがほとんどですし、気付いたとしても時間の経過でしこりはなくなります。これが非常にやっかいで、しこりがなくなっても梅毒トレポネーマは体内に存在し症状を進行させているのです。

 

感染から2年、3年が経過すると高熱が出たりリンパが腫れたりといった症状を感じるようになり、体に赤い発疹も出ます。早期に治療すればこうした症状は防げますが梅毒だと気付かないでいるとはっきりした症状が出るまで治療しないままになってしまうこともあります。

 

|梅毒はどう治療するのか?

 

梅毒はペニシリンを利用することで治療できます。方法は注射か薬の服用か2つ考えられますがどちらにしても一定期間治療を続けていれば梅毒はしっかり治ります。

 

ただ、感染してからどのくらい経過しているかで完治までの期間が変わるのが特徴で、感染してすぐに治療を開始すれば早くて2週間ほどで完治できるのに対し、感染から長期間が経過していると完治までの期間も長くなります。その意味ではいかに早期発見をして治療を行うかが重要です。

 

症状の項目でも紹介したようにすぐには気付きにくい病気ですから定期的な検査が有効です。特にパートナーが居て定期的に性行為をしている、複数のパートナーの性行為をしているという方は検査を受けて自分が性病になっていないかどうかを確かめましょう。

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